【登山記録:大朝日岳】往復10時間超のハードな山行でレベルアップ!

健康維持

東京オリンピックの男子マラソン。

キプチョゲ選手の異次元の走りや、大迫選手の鬼気迫る力走に、心が震えました。

大迫選手は、東京オリンピックを機に現役を引退するそうですが、まだまだその雄姿を見させてもらいたかったなぁ…。

ichikoです。

「大朝日岳」登山(2021年7月22日(木))

南東北の百名山を3座(朝日岳、月山、蔵王)を巡った7月の4連休。

登山記録に先行して「大井沢ふるさと民宿さくお」の記事を書いたところで、そろそろ登山記録にも手をつけていきたいと思います。

朝日岳のデータ

山形県と新潟県の県境。南北約60㎞、東西約30㎞にわたる大山塊「朝日連峰」

その主峰が朝日岳(大朝日岳)です。

大朝日岳の基本データは以下のとおり。

■標高:1,871m
■ 登山難易度:上級
■ 歩行時間:9時間45分
■ 歩行距離:16.2km
■ 累積標高差:【登り】1,513m 【下り】1,512m
■ 登山適期:7月上旬~10月上旬

JTBパブリッシング『日本百名山 山あるきガイド』より

我が家が本格的に登山を始めたのは、昨年から。

最初は往復5~7時間程度の日帰り登山が中心で、”上級”と位置付けられる山々は我が家にはお門違いな場所だと思っていました。

そんな中、今年の春に雲取山を日帰りで踏破できたことで少し自信がつき、次なる目標である”山小屋泊登山”へのステップアップとして、大朝日岳に挑戦することに。

7月の猛暑の中、”上級”と位置付けられた長時間の山行に耐えられるか…

梅雨のため約1か月間登山から遠ざかっていたので、身体が鈍っていないか…

そんな不安を少しでも解消するために、前週に日光白根山で暑さ&足慣らしをしてから当日を迎えました。

4:50 古寺案内センターから登山開始

前日は月山PAで車中泊。

寝つきが悪いichikoは2~3時間しか眠れなかったけど、どこでも爆睡できる夫hiroは、この日も快眠!

快調に車を飛ばして、5時前に古寺案内センターに到着しました。

大江町町営の古寺案内センターは、200台収容の大型駐車場トイレ完備と、登山者に優しい拠点。

(トイレは仮設トイレだったので、若干臭いが気になりましたが…)

木造2階建ての建物は宿泊施設になっていて、1泊2食付きで9,000円(税込)~、素泊まり5,000円 (税込) ~で宿泊可能。

駐車場利用時の協力金として1,000円を支払った後、登山開始!

4:55 古寺鉱泉

歩き始めて5分ほどで、古寺鉱泉の朝陽館の建物が現れました。

かつては温泉と美味しい食事が楽しめる秘湯宿だったそうですが、2019年に閉館したとのこと。

古寺鉱泉・朝陽館の裏手から、ブナの林の登山道を進んでいきます。

足を大きく上げないといけないほどの急斜面。

朝6時前だというのに、滝のように汗が吹き出します。

10時間の山行に耐えられるのか、先が思いやられる…

5:20 合体の樹

登山口から30分ほど歩いたところで、「合体の樹」という撮影スポットがヽ(^o^)丿

ブナとヒメコマツが仲良く寄り添う大木。お似合いです。

このあたりから他の登山者の姿をちらほら見かけるようになったけど、4連休の初日にしては、少なめかな?

6:10 一服清水

スタートから約1時間20分で、最初の水場「一服清水」に到着。

冷たい水でバシャバシャ顔を洗うと、生き返る心地。まさに”一服”!

6:20 ハナヌキ峰分岐

「一服清水」から10分ほど歩くと、日暮沢コースからの合流点「ハナヌキ峰分岐」に到着。

分岐を左に進み、古寺鉱泉コースの中で一番の急坂に取りかかります。

7:00 三沢清水

スタートから約2時間10分で、第2の水場「三沢清水」に到着。

水場が豊富な朝日岳。要所要所にある水場に、心身ともに救われました。

「三沢清水」を過ぎても、しばらく急坂が続きます。

延々と続く樹林帯に心が折れかけてきた頃、やっと視界が開けてきました。

道のりの幾分平坦になり、天気の良さも相まって、気分も爽快♪

アザミとミツバチ。

このあたりから、お花も目につくようになり、何度も足を止めて写真撮影♪

さらに進むと、見事な雲海!

登り始めの1~2時間は樹林帯と吹き出す汗に我慢を強いられましたが、この景色を見て、その疲れが一機に吹き飛びました☆

7:25 古寺山

スタートから約2時間半で、最初のピーク「古寺山」に到着!

ここまで来てやっと、これから挑む大朝日岳や小朝日岳を望めるようになりました。

ところどころに雪渓が残る、朝日連峰の山々。

その稜線の美しさに見惚れると同時に、まだまだ続く大朝日岳までの道のりの遠さに愕然としました…( ゚Д゚)

古寺山で小休憩を取った後、お花を愛でながら先へ進みます。

7:55 小朝日岳分岐

古寺山から約30分で、小朝日岳との分岐に到着!

体力に自信の無い我が家は、迷わず右手の迂回路へ進みます(^^;

小朝日岳の北側斜面を巻くように進む迂回路。

北側なので日当たりが悪く、面白みに欠ける道のりですが、

斜面に咲く花々や、

可憐に実るノウゴウイチゴに、元気をもらいました。

行きも帰りも見向きもしなかった「小朝日岳」ですが、「やまがた百名山」に選出されていて、秋には美しい紅葉を楽しめるそう。

退屈だった小朝日岳の迂回路を過ぎると、またまた視界が開けて、再び大朝日岳を望めるようにヽ(^o^)丿

ここから「銀玉水」までは平坦な稜線歩きなので、スキップしそうなほど軽やかな足取りで先へ進みます♪

ケルンを見ると、山頂が近づいていることを実感しますね。

9:15 銀玉水

スタートから約4時間で、第3の水場「銀玉水」に到着!

いやぁ、長かった…。

古寺案内センターから銀玉水までのコースタイムは約4時間30分。

下りが苦手な我が家は、登りで時間を稼ぐ必要があるのですが、 なかなか良いペースでここまで登って来られました。

キンキンに冷えた水でタオルを濡らして首に当てると、生き返る気分…

多くの方が、この「銀玉水」でリフレッシュされていました。

ちなみに、古寺鉱泉コースには「一服清水」「三沢清水」「銀玉水」という3つの水場がありますが、朝日連峰一の名水と言われる「銀玉水」が一番冷たくて美味しかったです。

7月下旬は、お花が満開♪

高山植物の宝庫と言われるだけあって、数えきれないほどの種類の花々が咲き乱れています。

これまで植物には興味が無かった我が家ですが、初夏の山行で様々なお花に出会えたおかげで、高山植物の虜になりました♪

さて、「銀玉水」で一息ついたところで、次なる目標「大朝日小屋」を目指します。

「銀玉水」から「大朝日小屋」までは、綺麗に整備された石段や木道が続きます。

とっても歩きやすいけど、なかなかの登りで、息を切らしながら一歩一歩前へ進みます…((+_+))

雪渓が残る場所では、雪渓越しに涼やかな風が吹いてきて、心地良い。

連峰の山々を眺めつつ、足元に目をやると、

岩陰に沢山の高山植物が♪

6月中旬に登った安達太良山にも沢山の高山植物が咲いていたけど、今回(7月下旬)の朝日岳では、それ以上に沢山の花々を目にしました。

大好きなチングルマちゃんの群生♪

何度見ても可愛いなぁ。

朝日岳でニッコウキスゲが見られるとは思っていなかったので、嬉しい誤算!

(ちなみに、翌日に登った「月山」の姥ケ岳では、これでもか!というくらいのニッコウキスゲの群生が見られました笑)

石段と木道を上り終えると、「大朝日小屋」が間近に見えてきました。

何とも言えない、稜・線・美

ここまで頑張って登ってきた人だけが歩ける、ビクトリーロードですね。

9:45 大朝日小屋

スタートから約4時間30分で、「大朝日小屋」に到着!

コースタームでは約5時間20分の道のりなので、お昼休憩と下山の時間を稼げたかな?

「大朝日小屋」は、豪雪地帯の厳しい環境にも耐えられる鉄骨2階建という立派な構造。

通年営業ですが、管理人さんがいらっしゃるのは6月中旬~10月中旬とのこと。

大朝日小屋の近くには、ハクサンフウロが咲いていました。

(こちらも、翌日に登った月山で群生に出会えました)

小屋前の広場に荷物をデポさせていただき、 鐘を鳴らして気合を入れ直してから、大朝日岳山頂へ再スタート!

小屋でお会いしたおじ様から

「あと15分だよ!頑張って!」

と激励の声をかけていただいたものの、その15分がキツかった…( ;∀;)

一歩一歩、重い重~い足を上げながら、やっとの思いで山頂まで辿り着きました…

10:10 大朝日岳山頂

スタートから約5時間、念願の大朝日岳山頂に到着!!!

流れ出る滝汗と、延々と続く登りとの闘い…

何度も心が折れかけたけど、やっと苦労が報われた~( ;∀;)

こんなに大きな達成感を味わえたのは、何年ぶりだろう?

苦労して登ってきたのに標高は2,000mにも満たないなんて、何だか複雑な心境ですが…(笑)

遮るもののない山頂からの眺めは抜群で、この日一番と言っても良いくらい多くの人で賑わっていました。

…と言っても、人数としては20人前後。

人気のある百名山と違って、静かな時間を過ごせるのが良いですね☆

朝日連峰の山深さよ…偉大なり。

大朝日小屋でお会いしたおじ様は、鳥類の研究をされていて、この夏は大朝日小屋に長期滞在しているそう。

こんな素晴らしい環境に身を置いて仕事ができるなんて、羨ましい限りですが、前日(平日の金曜)は数人しか登って来なかったと言ってたから、人恋しくなりそうですね…( ;∀;)

10:25 大朝日小屋でお昼休憩♪

山頂から約10分で下山したところで、お昼ごはんのために大休憩を取ることに。

大朝日小屋前のテーブルをお借りして、ランチタイム♪

今日のランチは、カレーとカップラーメン!

5時間の登りで消耗した分、炭水化物をモリモリ食べて、パワーチャージを図ります。

11:15 大朝日小屋から下山開始!

たっぷり1時間超の休憩を取った後、下山開始!

下りが苦手な我が家。登りで時間を稼いだ分、焦らず慎重に下山します。

登りの時は楽しかった尾根歩きですが、気温と直射日光のダブルパンチにより、体力を奪われます…

そして、「銀玉水」を過ぎたあたりからichikoの具合が急激に悪くなり、頭痛と眩暈で、歩くのもやっと…という危機的状況に。。

気持ちを奮い立たせようと、洋菓子店で買ったお高めの焼菓子を口に入れるも、飲み込むのが精一杯。。

夫hiroのザックに大半の荷物を移してもらい、気力を振り絞って、直射日光が当たらない場所まで歩を進めました。

木陰に入ってアミノバイタルを水で流し込み、さらに、よく冷えたトロピカーナを一気飲み。5分ほど休憩したら、何とか回復してきました。

序盤は水分を意識して取っていたけど、登りの後半あたりから、消費量に対して水分補給が足りていなかったのかな?

熱中症の怖さを思い知りました。

東京オリンピックの男子マラソンで、 服部選手がゴール直後に車椅子で運ばれていましたが、重度の熱中症に陥った状態で42.195kmを完走したなんて、言葉が出ません…。

一日も早い回復をお祈りします。。

14:05 三沢清水

「こんな辛い山登り、もう二度とご免じゃー!!」

なんて半泣きでぼやきつつ、何度も何度も休憩を繰り返しながら、やっとの思いで三沢清水まで下ってきました。

下山開始から約3時間もかかったので、コースタイムよりも1時間近く余計にかかった計算になります。

三沢清水の冷たい水で顔を洗い、たっぷりと水分補給。

お菓子と煎餅をモリモリ食べたら、体力も回復してきました。

16:00 古寺鉱泉

三沢清水から先は、夫hiroも驚くほどの回復を見せ、 無事に古寺鉱泉まで戻って来られました。

スタートから約11時間下山開始から約4時間45分

いや~、長かった!!

一時はどうなることかと思ったけど、コースタイム9時間45分のところを、休憩時間(トータル約2時間)を含めて約11時間で歩けたので、十分に満足のいく山行になりました!

ただ、ヤマップを見ると、日帰りで訪れた方々は大体8~9時間で歩いているので、山の猛者に比べると、我が家は相当スローペースですね…(^^;

何はともあれ、無事に帰って来られて感無量でした。

古寺案内センターでバッジを購入

古寺案内センターでバッジを購入。ヒサメユリが可愛いですね♪

その後は、ヘロヘロになった身体に鞭打って車を運転し(夫hiroが)、今宵の宿「大井沢ふるさと民宿さくお」へ移動。

和やかな女将のハートフルなおもてなしに、消耗しきった心身を癒してもらったのでした☆

「大朝日岳」登山のまとめ

往復10時間超の山行だが、難所は無いので女性でも日帰り可能

長い長~い行程に何度も心が折れかけた「大朝日岳」でしたが、その苦労を上回る景色と達成感を味わえ、今年一番と言っても過言でないくらい充実した1日となりました。

体力に自信が無い方は、大朝日小屋に泊まって1泊2日の行程にした方が良いと思いますが、 登山道も歩きやすく、岩場などの難所も無いので、 10km程度のランニングを難なくこなせる方なら、女性でも日帰り可能かと思います。

あくまでも、残雪の無い夏山に限っての話ですが…

豊富な水場に救われた

最も標高が高い「大朝日岳」でも標高が2,000m以下なので、夏は序盤から滝汗必至ですが、豊富な水場に救われました。

特に、冷たくて美味しい「銀玉水」は、厳しい山行中のオアシスでした。

自分の体力の限界値を知ったことで、今後の山行の目安が掴めた

10時間を超える山行を踏破できたことで、我が家の登山の目安が何となく掴めてきました。

  • サクッと気軽に山歩きを楽しみたい時は、往復3時間程度
  • 登頂の達成感を味わいたい時は、往復5時間程度
  • ガッツリ登るぞ!と気合いを入れて登る時は、往復7時間程度
  • 極限まで自分を追い込みたい時は、往復8時間以上

「二度とご免じゃ!」と思うくらい辛い山行だったものの、 こうやって冷静に振り返ってみると、 喉元過ぎれば熱さを忘れる…(笑)

次は、苗場山か、越後駒ヶ岳か、鳥海山か…

懲りずに、次なるハードな山行を思い描いている自分がいるのでした(^^;

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