【登山記録:天城山_2022年5月3日】GWに伊豆半島の最高峰「万三郎岳」へ

03 北陸・東海・甲信越

2023年の箱根駅伝。

往路2区は、駒大の田澤選手・青学の近藤選手・中央大の吉井選手のデッドヒートに興奮しっぱなしでした!

普段は殆ど表情を変えない田澤選手が、眉間に皺を寄せて苦悶の表情で走っていたので、どこか調子が悪かったのかな…?と思っていたのですが、なんと12月上旬にコロナに感染していたんですね。

自分自身もほぼ同時期にコロナに感染したので、田澤選手の脅威の回復力に脱帽です。。

ichikoです。

10座以上の山に登った2022年。

今回は、GWに登った天城山を記事にします。

「天城山」登山(2022年5月3日(火))

天城山のデータ

伊豆半島の中央部に位置する「天城山」

「天城山」は、東西に延びる山稜を取り巻く山系の総称だそうで、その最高峰は万三郎岳です。

天城山の基本データは以下のとおり。

■標高:1,406m(万三郎岳)
■ 登山難易度:初級
■ 歩行時間:4時間45分
■ 歩行距離:8.1km
■ 累積標高差:【登り】710m 【下り】710m
■ 登山適期:4月上旬~12月中旬

JTBパブリッシング『日本百名山 山あるきガイド』より

天城山の駐車場

天城縦走路登山口は、天城高原ゴルフコースの駐車場の手前に登山者用の無料駐車場があります。

約100台駐車可能で、トイレはもちろん靴洗い場もあるので、登山者に優しい駐車場だと思います。

私たちが訪れた2022年5月3日(火) はGW3連休の初日だったので、高速道路の混雑を避けるべく、前日夜に出発。

日付が変わる頃に駐車場に到着したのですが、星空観測をしている大学生らしきグループと、登山者と思われる車が10~20台停まっている程度で、 想像以上にガラガラでした(^^;

6時50分 登山開始

6時過ぎに起床して身支度を整え、天城縦走路登山口から登山開始!

まずは、万次郎岳を目指します。

2022年最初の百名山登山。

標高差500m以上の登山は前年秋の金剛山以来なので、気合いが空回りしないよう、スローペースを心掛けます。

序盤から普段見慣れない植生のオンパレードで、伊豆の山に来たことを実感!

ヒメシャラは、箱根以西から和歌山県までの本州太平洋側、四国南部、九州、屋久島に分布する日本特有種だそう。

登山道の目印はピンク色が一般的ですが、天城山は水色と黄色でした。

ふなっしーカラー?

はたまた、ウクライナカラー…?

15分ほど歩いたところで、四辻分岐に到着。

ここから万次郎岳まで1.6㎞の道のりです。

立派なリョウブの木など特徴のある植生を眺めつつ、

緩やかな登山道を進むと、

800mくらいしか歩いていないのに、また案内板が。

天城山は、要所要所にこのような案内板が設置されているので、次の目的地までの距離感が掴めて助かりました(^^)

スタートから100m程度しか高度を上げていませんが、下界の様子も少し見えてきました。

少し雲が多い気がしますが、海が近いので仕方ありませんね。

木の根っこが張り出した急登が現れ、若干息が切れましたが、

万次郎岳まであと200mという案内板が見えて、一安心。

丸太組の階段に、またもや息が切れそうになりましたが、

少し進むと、すぐに傾斜が緩みました。

このままスキップしたくなるような平坦な登山道を進むと、

8時00分 万次郎岳(1,299m) 登頂

万次郎岳に到着!

登山開始から約1時間10分。コースタイムは1時間20分なので、順調な滑り出しです。

万二郎岳山頂は樹木に囲まれていて展望が今一つでしたが、

近くの岩場からは、伊豆の山々が見渡せました。

春らしい優しい青空と、うららかな陽ざしが心地良い…

北側に見えるはずの富士山は、雲霞で見られず。。

残念!

最終目的地の万三郎岳までは万次郎岳から1時間10分の道のりなので、ここで朝食タイムを取ることにしました。

キノコをたっぷり入れた棒ラーメンが、休止とともに冷え始めた身体に染み渡る~♪

15分ほど休憩した後、万三郎岳を目指して再出発!

8時55分 アセビのトンネル

万次郎岳から馬の背を経て、20分ほど歩いたところでアセビのトンネルに到着。

頭上を覆うように枝が絡み合うアセビのトンネルを抜け、

微かに海風を感じながら先へと進みます。

頭上の新緑が美しい…

生まれたてのような緑に心が洗われます。

万二郎岳から30分ほど歩いたところで、万三郎岳まであと700mの地点に到着。

木の根っこが蛇のように張り出した斜面を登り、

新緑とその合間から見える青空に癒やされつつ、

緩やかなアップダウンを何度か繰り返したら…

9時45分 万三郎岳(1,406m)登頂

スタートから約3時間、万三郎岳に登頂ヽ(^o^)丿

万二郎岳からのコースタイムは70分のところ、約50分で登ってきたので、ちょいとオーバーペースだったかな…?

万三郎岳の山頂は木々に囲まれていて、展望はありませんでした。

万三郎岳から八丁池まで縦走する場合は、ここから6.2kmの道のり。

公共交通機関を利用するなら、八丁池まで縦走するのも楽しそうですね!

我が家は万三郎岳でピストンするので、山頂のベンチで小休止することに。

伊豆っぽくお洒落な感じを意識して(笑)、カヌレとコーヒーでおやつタイム♪

万三郎岳山頂のベンチは数が限られているので、一息ついたらすぐに下山を開始。

帰りはシャクナゲコースを通る周回ルートもありますが、シャクナゲの見頃は5月中旬〜下旬だし、YouTubeで予習した情報によると段差が多く滑りやすいということだったので、行きと同じ道をピストンすることを選択しました。

10時15分 アマギシャクナゲ群生地

5月初旬なのでシャクナゲにはまだ早いかな…?と思い、行きは足早にスルーしていたアマギシャクナゲの群生地。

「こんなに群生していたら、見頃の時期はさぞ綺麗だろうね〜。」なんて言いながら歩いていたら…

きゃー!

ほんの一部だけシャクナゲが咲いていました!

山でシャクナゲを見たのは初めてだし、そもそも5月初旬は花が咲いていないと思っていたので、感動もひとしお!

可憐に咲く高山植物とは違って、かなり存在感のあるお花なんですね。

シャクナゲで有名な山に、シャクナゲの季節に登ってみたいなぁ。

来年は甲武信ヶ岳に挑戦してみようかな…?!

登山を始めて約2年。

ほんの少しずつですが、花の名前も覚えてきました。

花の名前に限らず、地理や歴史、温泉地や食文化など、登山をきっかけに得た知識は少なくありません。

体力もつくし、各地の美味しいものも食べられる。登山って良いことだらけだなぁ。

10時45分 石楠立

下山開始から約45分で、石楠立まで戻ってきました。

コースタイム20分のところ、45分もかかったのは、シャクナゲの群生地で沢山写真を撮ったからです(笑)

午後になると、朝よりだいぶ雲が上がってきました。

眼下に見える景色を楽しんだら、馬の背のアップダウンに取り掛かります。

行きはアドレナリンが出ていたので何とも思わなかったけど、帰りはキツい…

馬の背の登り返しで苦戦していると、年配のご夫婦に颯爽と追い抜かれました。

我が家が万三郎岳を出発する頃に入れ違いで到着していたご夫婦だったので、その健脚ぶりにびっくり!

60代後半〜70代くらいに見えたけど、我が家よりもよっぽど足腰がしっかりしていて、ちゃっちゃか下山する後姿が眩しかった…(*_*)

下りが苦手な我が家も、下山開始から1時間20分ほどで万二郎岳まで戻ってきました。

先ほど登った万三郎岳も見渡せて、大満足♪

12時30分 無事に下山

下山開始から約2時間半、登山開始から約5時間40分で無事に下山しました。

天城山は全体的に急登と平坦な道のバランスが良い感じで、急登で息が切れそうになったら平坦になる…という繰り返しのおかげで、テンポよく登れました。

ただ、百名山ガイドブックに「初級」と表記されていた割には、想像以上に疲れたなぁ。。

「初級」=ゆる登山のイメージだったけど、数ヶ月ぶりの登山の場合は、甘く見てはいけないということですね。。

駐車場の靴洗い場で汚れを落とし、本日の登山も終了!

おつかれ山でした!

下山後のお楽しみ♪

波打ち際の絶景風呂「黒根岩風呂」

登山後は、黒根岩風呂へ。

15時過ぎという中途半端な時間だったからか、ほぼ貸し切り状態で利用でき、波打ち際の開放感あふれる岩風呂でゆったりと登山の疲れを癒しました♪

この後は、下田で車中泊→西伊豆の民宿に宿泊→伊豆長岡温泉に宿泊…と、伊豆半島をぐるり一周!

思い出を振り返るだけで疲れを感じるほど(笑)、リア充なGWを過ごしたのでした。

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