卓球に体操に柔道と、東京オリンピックから目が離せなくて、連日寝不足気味。。
先週の4連休に3日連続で登山に励んだ反動もあって、今週はけっこうキツかった…((+_+))
ichikoです。
【山形県西川町】「大井沢ふるさと民宿さくお」
南東北の百名山を3座(朝日岳、月山、蔵王)を巡った7月の4連休。
初日は大朝日岳に挑戦し、標高差約1,500m、歩行距離約16kmのロングコースを踏破した後、麓の大井沢集落にある民宿「大井沢ふるさと民宿さくお」に宿泊しました。
山菜&きのこ三昧の滋味深い夕食を堪能した後、倒れこむように布団に入り、そのまま朝まで爆睡(-_-)zzz
ふかふかの布団で10時間近く熟睡できたおかげで、翌朝の疲れはほぼ皆無でした。
6時半に起床し、朝日連山を眺めながら眩い朝陽を浴びた後は、待ちに待った朝食タイム♪
「民宿さくお」の朝食は7時半から。おにぎりにも変更可能。
「民宿さくお」の朝食は、通常は7時半から。
その日の予定によって時間を早めることもできるそうですが、この日の予定は月山登山(リフト利用)だけだったので、定刻どおりでお願いしました。
ちなみに、前日の夕食でお隣のテーブルだったご夫婦は、この日に朝日岳へ登ることにしたそうで。夜明けとともに出発するため、朝食はおにぎりに変更してもらっていました。
実は我が家も、当初の予定では、1日目に月山、2日目に朝日岳に登る予定だったので、予約した時点では、朝食はおにぎりに変更してもらうようお願いしていました。
ところがどっこい。
天気予報と体調を考慮し、1日目に朝日岳、2日目に月山に行くことにしたもんだから、急遽朝食の内容を変更していただくこととなったのでした。
そんな我が家の我儘にも、嫌な顔ひとつせず対応して下さった女将さん。
頭が上がりません。。
朝食も品数豊富!手の込んだ料理に癒される♪
朝食も、夕食に負けず劣らず豊富な品数!
朝食を食べる時間があるなら、やっぱりおにぎりよりも焼鮭と味噌汁だよね〜。
ホッカホカの炊きたてご飯♪
お米は、山形のブランド米「つや姫」です。
普段から買ってるくらいお気に入りの米種なので、嬉しい\(^o^)/
和朝食の定番、焼鮭と梅干し♪
焼鮭は、旅館やホテルの朝食ビュッフェで出てくるようなパサパサの切り身ではなく、脂の乗った美味しい焼鮭でした( *´艸`)
女将:「朝の梅干しは1日の元気の源。特に山へ出かける時は、必ず一粒口にするんですよ。酸っぱいけど、召し上がってね。」
この日は月山へ出掛けるので、ありがた〜くいただきました☆
お椀から溢れんばかりの具沢山の味噌汁!
女将:「味噌汁は具がいっぱいじゃないとね。」
数種類のきのこのお出汁が、しみじみ美味しい(*´Д`)
鍋料理を食べているかのような、幸福感溢れる一杯でした。
茄子とししとうの素揚げ。
クタクタになった茄子にお味噌を付けて食べると、まるでお肉を食べているかのような満足感!
山菜の胡麻和えは、ホッとするおふくろの味。
ねっとり濃厚な”ごま豆腐”も美味しい( *´艸`)
納豆は、国産大豆使用の”黒千石”!
臭みの少ない、上品な納豆でした。
納豆をわさびでいただくなんて、乙ですね~。
後日スーパーで見かけた際に値段を見てみたら、このミニサイズが2個で約150円…!
我が家の御用達”おかめ納豆”の倍以上のお値段。超高級品です(笑)
甘辛い味付けの”きゃらぶき”は、これだけでご飯を一膳食べられます(笑)
トマトの冷菜は、涼やかな見た目とスイーツのような爽やかさが初夏にぴったりの一品でした。
まだまだ品数は尽きません!
つるむらさきのおひたしに、きゅうりと瓜の浅漬、マカロニサラダ。
大衆価格の旅館やホテルだと業務用の食材を多用してるところも多いけど、「民宿さくお」のお料理は一品一品手作りで、女将さんの想いが込められていて、心もお腹も満たされました☆
食堂には、綺麗な紫陽花が♪
至る所にお花が飾られていたり、洗面所やお手洗いといった設備がピカピカだったりと、料理以外にも、館内の各所でおもてなしの心を感じました。
「民宿さくお」の看板猫(修行中?)「夏ちゃん」
チェックアウトの際、猫の夏ちゃんが見送りに来てくれました。
7月に生まれたから夏ちゃん。今年1歳になったばかりの、ヤングな猫ちゃんです。
女将:「今、看板猫の修行中なの〜。太り気味だからご飯にダイエット食を混ぜてあげてるんだけど、それだけうまく避けて食べるんですよ。好き嫌いせずに全部食べなさい!って言ったら、あんたに言われたくないわ!って目で、私のお腹を見るの(笑)」
と、ニコニコ嬉しそうに話をする女将。話を聞いているだけで癒されます(*´з`)
そんな和やかな女将ですが、ずっと一緒に民宿を営んできたご主人が今年の春に亡くなり、今はお一人で切り盛りされているそう。
山菜やキノコの採集はさすがに他の人に頼んでいるものの、料理や掃除は全てお一人で。
女将: 「今まで2人でやってきたから、今でもそのへんにいるんじゃないかと思って、つい話しかけちゃって。あっ!もういないんだった…って、我に返るの。今は夏ちゃんが良い話し相手になってくれてるのよ。」
昨年はコロナで宿泊者が減り、今年はご主人が亡くなって…
大変なことが重なる中でも笑顔で頑張っている姿を見てると、切なくて、胸がキュッと締め付けられました。
女将:「一人でやってるもんだから、色々と至らないところもあってごめんなさいね。食事も、庭や山で採れた食材ばかりの田舎の料理だし。こんなところだけど、また機会があったら是非来てくださいね。」
我々:「いやぁ本当に良い宿でした!もう普通の旅館には泊まれないかも(笑)」
玄関で別れの挨拶をした後、駐車場で荷造りをして、さぁ出発!と、振り返って宿を見ると、女将が外に出て待って下さっていました。
そして、車が見えなくなるまで手を振ってお見送り…
最初から最後まで”おもてなし”の心が尽きない、素敵な女将でした。
「大井沢ふるさと民宿さくお」の概要
「夏ちゃんのこと、アップしてね~!」
と言われたので、「殆ど訪問者のいない弱小ブログとは言え、記録に残さねば…!」と感じ、記事を書いた次第です。
宿の概要は、素敵な名刺をいただいたので、そのまま掲載させていただきます。
おじいさんは山に下刈りに、
わたしは心のせんたくに
この言葉がぴったりとはまる、本当に心温まる宿でした☆
朝日岳や月山へ行かれる方は、ぜひ「民宿さくお」で”心のせんたく”を♪
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