コロナ禍だった今年の夏休み。
我が家は、飛行機を使った旅行を自粛した代わりに、マイカーを使って登山に出かけました。
ichikoです。
今回は、9月中旬に訪れた会津駒ヶ岳登山を記事にします☆
滝沢登山口~会津駒ヶ岳~中門岳まで、往復7時間超の山行。
前半の急登に苦心したものの、後半の美しい湿原と池塘に心が洗われ、尾瀬の魅力を身体中で感じました☆
下りの急坂にも難儀しましたが、標高差1,000m 超 ・歩行距離10km超の山行をこなせたことは、登山初心者の我が家にとって良いステップアップとなった山でした(^^)
会津駒ヶ岳登山(2020年9月11日(金))
会津駒ヶ岳のデータ
尾瀬への玄関口として知られる福島県桧枝岐村の西方にある会津駒ヶ岳。
基本データは以下のとおり。
■標高:2,133m
JTBパブリッシング『日本百名山 山あるきガイド』より
■ 登山難易度:中級
■ 歩行時間:8時間5分(マイカーで滝沢登山口を利用する場合は7時間15分)
■ 歩行距離:15.1km
■ 累積標高差:【登り】1,316m 【下り】1,323m
■ 登山適期:7月上旬~10月下旬
滝沢登山口に駐車できれば歩行時間を約1時間短縮できる
会津駒ヶ岳のメイン登山口は駒ヶ岳登山口ですが、マイカー利用の場合は、 駒ヶ岳登山口から30分ほど歩いた先にある滝沢登山口からスタートできるので、往復で約1時間、歩行時間を短縮できます。
ただし、滝沢駐車場の駐車スペースは約20台分しかないので、満車時は駒ヶ岳登山口バス停近くの桧枝岐村営グラウンドまで戻って車を停め、滝沢登山口へ移動する必要があります(登り40分・下り30分)。
この1時間の差はかなり大きいので、深夜に家を出て、朝5時半に桧枝岐村に到着しました(´・ω・`)
滝沢登山口にはお手洗いが無いので、麓にある道の駅尾瀬桧枝岐でお手洗いをお借りし、ついでに着替えも済ませて滝沢駐車場へ。
8月に行った磐梯山登山で駐車場争奪レースに乗り遅れて苦い思いをしたので、今回も満車だったらどうしよう…とハラハラしましたが、9月中旬の平日ということもあってか、6時の時点で我が家が3番目でした。(´▽`) ホッ
服装と持ち物
この日の服装と持ち物は、以下のとおり。
9月中旬とは言え残暑が厳しかったので、飲料は多めに1人3ℓ持参しました。
【服装】
- 上:mont-bellのウィックロンクール ショートスリーブジップシャツ
- 下:mont-bell のストレッチO.D.ショーツ(ハーフパンツ)+adidasのランニング用タイツ ・その他:タオル、キャップ
【持ち物】
- 飲料:水(2ℓ)、スポーツドリンク(1ℓ)
- 食料:昼ご飯(おにぎり、菓子パン)、行動食(ナッツ、飴、ドーナツなど)
- 救急セット:絆創膏、虫刺され用塗薬など
- 日焼け止め:ビオレのアスリズム
6時30分 会津駒ヶ岳登山開始
爽やかな朝の空気を吸いながら、 朝6時30分に登山開始!
滝沢登山口から急な階段を上がり、ブナの原生林が広がる斜面をひたすらジグザグに登っていきます。
7時40分 水場に到着
登山開始から約1時間10分ほどで、第1目標地点としていた水場に到着。
滝沢登山口から600m近く登ったことになります。
標準タイムは1時間30分だったので、順調な滑り出しとなりました♪
ちなみに、ベンチのある広場になっているものの、水場自体は1~2分下ったところにあるということだったので、我が家は体力を温存するためにスルーしました(*_*;
コース中、唯一の水場らしいので、水を補給したい方は立ち寄ることをオススメします。
それから、ここまでの写真が一切無いのは、スタートからひたすら急登が続いたからです。
標高1,100m~1,600m地点は気温も高く、滝のような汗をかきながら展望の無いジグザグの急登を延々と登るのは、かなり辛かった…( ;∀;)
8時10分 ようやく展望が開ける
水場で5分ほど休憩した後、再び鬱蒼とした急登を進みます。

1時間ほど歩いているうちに徐々に傾斜が緩やかになり、ようやく視界が開けてきました!

スタート時は曇天でしたが、青空が見えてきて、テンションも急上昇♪

傾斜が緩やかになったので、足元に目をやる余裕も出てきました。
可愛らしい高山植物に癒されます( *´艸`)

登るほどにどんどん視界が開けていきます。
2時間半近く急登の樹林帯を頑張って登ってきた甲斐がありました☆

山頂を展望できるくらい視界が開けたところにベンチが置かれた休憩スペースがあったので、小休止。

このあたりから、小さな池塘がちらほら見られるようになります。
平日のこの日は登山者の数も少なめ。静寂に包まれた山中で、この絶景を独占できました☆

休憩スペースをさらに進むと、湿原が広がるエリアに出ました。
前半の鬱蒼とした樹林帯とは、別世界!
THE尾瀬!という感じの湿原に感動し、「はるかな尾瀬~♪」と口ずさみながら、歩を進めました(*´ω`*)
9時15分 駒ノ池に到着

スタートから約2時間45分で、第2目標地点の駒ノ池に到着!
滝沢登山口からの標高差は、約950m。
滝沢登山口からの標準タイムは3時間だったので、良いペースです。
9時17分 駒の小屋でトイレ休憩
駒ノ池から少し登った稜線上に、駒の小屋と公衆トイレがあります。
会津駒ヶ岳登山コースでは唯一のトイレなので、お借りしました。
この公衆トイレのし尿は麓の桧枝岐村まで空輸しており、多くの維持管理費がかかっているため、1回100円程度の協力金が求められています。
100円だと申し訳なく感じるくらい、 綺麗に維持されているトイレでした(^^)

会津駒ヶ岳ではテント泊が禁止されているので、山泊する場合は駒の小屋での宿泊となります。
駒の小屋の料金は、素泊まり(寝具付)で1人3,000円(税込)。(※2020年9月時点)
1人につき1枚の布団確保が約束されている代わりに、宿泊希望者は事前予約が必要です。
定員は28名ですが、コロナ禍の2020年は14名に制限されています。
週末には混雑することもあるそうなので、要注意!

宿泊は素泊まりのみですが、飲料やレトルト食品は販売されています。
2020年9月時点の価格は、以下のとおり。
- 水:400円
- お茶・ジュース・缶チューハイ:各450円
- 缶ビール:500円。
- レトルトカレー・レトルトご飯:各350円
500mlの水と缶ビールが100円しか違わないなんて、 物資の輸送が困難な山ならではですね。
身体は水を欲しているけど、価格差を考えるとビールかな…と、ケチな考えが頭に浮かびます(笑)
夫婦揃ってケチなので、ケチすぎて疲れることもしばしば…(*_*;

山小屋のHPを事前に拝見し、丁寧かつ乙女心をくすぐる可愛らしいタッチのデザインに魅了されましたが、実際に訪れてみてもその印象は変わらず( *´艸`)
手書きの看板や、小屋の周りの木の上にさりげなく置かれた置物など、 管理人さんのお人柄が垣間見える演出に、思わず笑みが溢れます。
駒の小屋はリピーターが多い山小屋だそうで、私たちが下山する際にも、宿泊者と思われる大きなザックを背負ったソロクライマー(その殆どが女性)と何度もすれ違いました。

さて。
駒の小屋に着いた時点で山頂に到着した感がありましたが(笑)、山頂はもう少し先です。
駒の小屋から、再び会津駒ヶ岳山頂を目指します☆
つづく。
コメント
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