【登山記録:燧ケ岳_2022年10月1日】湿原・池塘・木道を楽しめる東北以北の最高峰!

01 北海道・東北

コロナ感染から約3週間。

ウォーキングから少しずつ身体を慣らして、ようやく3km程度のランニングができるようになりました。

ただ、以前よりも心拍数が上がりやすい状態で、3㎞走っただけでもかなりのカロリー消費量になっています(GARMINによる分析)。

ichikoです。

去る2022年10月。

越後駒ケ岳登山の翌日に燧ケ岳に登ったので、こちらも記事にしておきます。

「燧ケ岳」登山(2022年10月1日(土))

燧ケ岳のデータ

尾瀬には燧ケ岳至仏山会津駒ケ岳と3つの百名山がありますが、最高峰は燧ケ岳です。

山頂の柴安嵓は福島県桧枝岐村に位置し、東北以北の最高地点となっています。

■標高:2,356m
■ 登山難易度:中級
■ 歩行時間:6時間00分
■ 歩行距離:9.3km
■ 累積標高差:【登り】982m 【下り】 981m
■ 登山適期:6月中旬~10月下旬

JTBパブリッシング『日本百名山 山あるきガイド』より

御池駐車場の情報

尾瀬の福島側の玄関口である御池登山口は、数ある尾瀬の登山口の中で、唯一マイカーでアクセスできる場所。

御池駐車場は400台以上収容可能で、駐車料金は普通車で1回1,000円です。

前夜から車中泊をしても1,000円だったので、観光地としては良心的でした。

ちなみに、シーズン期間 (4月下旬から10月末まで)以外は無料とのこと。

私たちが訪れた10月1日(土)は紅葉シーズン真っ盛りだったので、駐車場は朝5時過ぎの時点でも3割~4割が埋まっていました。

6時過ぎには7割くらいまで増え、下山時には当然の如くほぼ満車の状態。

尾瀬の人気ぶりが窺えました。

6時30分 登山開始

御池駐車場で車中泊をした後、5時過ぎに起床して身支度を開始。

広くて綺麗なトイレがあるので、洗顔や歯磨きも快適でした♪

ただ、6時過ぎ頃から大型バスで到着した方々が続々とトイレに押し寄せてきたので、 登山道が混雑する前に慌てて出発することになり、朝ごはんを食べそびれました。。

前日の越後駒ケ岳とは打って変わって、ザ・観光地!という雰囲気に圧倒されたなぁ…。

御池登山口は、駐車場の奥から入山します。

御池登山口から入ってすぐのところに分岐の看板があり、尾瀬ヶ原(見晴)を目指す場合は真っすぐ、燧ケ岳を目指す場合は左へ進みます。

ここから燧ヶ岳までの道のりは、片道4.5km。

分岐から10分ほど歩くと、ゴツゴツした岩場の急登が始まります。

岩が苔むしていて滑りやすく、序盤からけっこう難儀しました。。

急登の合間に息を整えていると、足元に大きなトンボが!

オニヤンマかな?

こんなに至近距離で撮影してもじっと動かず、何だか不思議な光景でした。

30分ほど急登を上ったところで緩やかな木道に変わり、ホッと一息。

綺麗な木道に、雲一つない快晴!

前日の越後駒ケ岳に続き、本日の燧ヶ岳も絶好の登山日和になりそうです。

7時30分 「広沢田代」に到着

木道を進むと、最初の湿原「広沢田代」に到着。

湿原と池塘を見ると、尾瀬に来たことを実感しますね。

暗くジメジメした急登を上った後のご褒美のような絶景♪

湿原の中に広がる池塘。

登山開始から約1時間の間に、急登、木道、池塘、湿原と様々な景色に出会えて、幸先の良いスタートになりました。

この広沢湿原は、7月上旬~中旬にワタスゲの大群生が見頃を迎えるそう。

秋の草紅葉も綺麗だけど、ぽわぽわのワタスゲが咲き乱れる景色もいつか見てみたいなぁ。

広沢田代を過ぎるとまた急登が始まりますが、暗くジメジメとした最初の急登と違って、徐々に遠くの山々を見渡せるようになってくるので、気分は上々です♪

奥に見える美しい稜線は「会津駒ケ岳」

本格的に登山を始めた2年前に登った思い出の山なので、何だか感慨深かったです。

夫hiroと一緒に「登山初心者なのに会津駒ヶ岳に挑戦するなんて、あの頃は無謀だったね〜。でも、よく登ったよね~。」とか言いながら、この2年間で登った山々の話に花を咲かせました。

8時00分 「熊沢田代」に到着

「広沢田代」からの急登を終えると、「熊沢田代」に到着。

これから登る燧ケ岳も、やっと姿を現してくれました。

登山開始から1時間半が経過し、お腹も減ってきたので、中腹にあるベンチでゆっくりと朝食タイムを取ることに。

目の前に広がる池塘・湿原と山々を眺めながらの朝食タイム♪

池塘に映える青空の美しさといったら…( *´艸`)

アルファ米と無印のバウムクーヘン、インスタントコーヒーという質素な朝食でしたが、そこらの高級ホテルの朝食よりも贅沢なひと時でした!

15分ほどまったりした後、燧ケ岳を目指して再出発!

微妙に急な木道の階段に苦戦していると、前を歩く方々がやたらと後ろを振り返っています。

何だろう?と思って振り返ると、後ろにはこんな絶景が広がっていました。

そりゃあ何度も振り返りながら写真を撮りたくなりますね!

8時45分 6合目に到着

「熊沢田代」から30分ほどで、6合目に到着。

このあたりから火山らしい登山道になり、ゴツゴツした岩場や、

ガレ場・ガレ場が続くので、慎重に足を進めました。

山頂に至る最後の階段も、けっこう急でキツかった…

9時30分 「俎嵓」に登頂!

そして登山開始から約3時間。

最初のピーク「俎嵓(まないたぐら)」に到着!

標高2,346mの山頂からは、尾瀬沼を一望できました。

夫hiroはこの時点で登頂の達成感に浸っていましたが、「俎嵓」がゴールではありません…!!

この先に見えるピーク 安嵓(しばやすぐら)」を目指して、もうひと踏ん張りです!

「俎嵓」から「柴安嵓」までは片道約20分程度のコースタイム。

稜線歩きなので楽勝かと思いきや、大きく足を上げないといけない箇所もあって、意外と大変でした(^^;

10時00分 最高峰「柴安嵓」に登頂!

そんなこんなで、尾瀬もとい東北最高峰の「柴安嵓」に到着!

山頂の標識周辺は大混雑だったので写真は割愛しますが、、

標高2,536mの「柴安嵓」の山頂には、尾瀬ヶ原や至仏山を一望できる絶景が広がっていました!

「俎嵓」から20分歩いただけなのに、見える景気がこんなに一変するとは…!

夫hiroと「俎嵓で引き返さなくて良かったね~。」なんて言いながら、絶景を堪能しました。

眼下に見える尾瀬ヶ原は、6月に歩いたばかりなので記憶に新しいところ。

行った場所や登った山が増えてくると、登山の楽しみも倍増しますね♪

「柴安嵓」の山頂は「俎嵓」に比べてかなり広々としていたので、早めのランチタイムを取ることに♪

何の変哲もないパンとラーメンでしたが、眼下に広がる尾瀬沼と山々を望みながら食べるランチは、最高のご馳走になりました☆

11時00分 「俎嵓」から下山開始

何時間でも過ごせそうなくらいの絶景に名残美味しい気持ちを抱きつつ、下山開始。

「次は尾瀬沼でテント泊も良いね~」なんて言いながら「俎嵓」を通り過ぎ、

「熊沢田代」が望める場所まで戻って来ました。

来るときにも見た景色なのに、あまりの絶景に思わず「わ~っ!」と声を上げてしまいました。

下山時は常に眼下に絶景が広がっているので、絶景に見惚れて足を踏み外さないように注意が必要です…!!

「わー!」「きゃー!」という声はあちこちから聞こえてきたので、皆さん同じ心境みたいですね(笑)

下山開始から1時間ほど経ったところで、「熊沢田代」のベンチで小休止。

コーヒーと無印のバウムクーヘンでティータイムを取りながら、美しい湿原風景を目に焼き付けました。

その後、「広沢湿原」を過ぎ、ジメジメとした激下りに辟易しながら歩くこと約2時間。

14時 無事に下山

下山開始から約3時間、本日も無事に下山できました!

この日は10月とは思えないほどの暑さだったので、下山後のコーラが最高に美味しかった!

秘境とも言われる桧枝岐村の中でも奥地にある駐車場なのに、コーラが200円で買えるなんて最高すぎる…!

御池登山口から登った燧ヶ岳。

山頂に至るまでの間に「広沢田代」と「熊沢田代」の美しい湿原があり、1時間歩く毎に様々な景色を楽しめて、終始飽きない登山道でした。

山頂の 「俎嵓」と「柴安嵓」から望む尾瀬沼・尾瀬ヶ原も絶景で、老若男女問わず楽しめる名山だな…と思いました。

さて、次はどこの山に登ろうか…

煩悩は尽きませんね。。

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