コロナ感染後から約1か月。
休日は5㎞~7㎞のランニングもこなせるまでになりました。
心拍数は依然としてやや高めですが、ちゃんと食べてしっかり眠れば疲労回復できるようになったので、ほぼ完全復活したと言えるかな…?
ichikoです。
2022年9月30日と10月1日は、紅葉真っ盛りの越後駒ケ岳&燧ケ岳を満喫。
2022年の登山のハイライトとも言える充実した山行になりました。
ただ、車中泊(前泊)→越後駒ケ岳登山→車中泊→燧ケ岳登山と、強行スケジュールだったので、山旅の疲れを癒すべく、最終日は日光市の民宿に宿泊しました。
燧ケ岳登山の後、睡魔&疲労と闘いながら車を走らせること約2時間…
夕暮れ時になって、ようやく今宵の宿『民宿やま久』に辿り着きました。
猟師が営む囲炉裏の温泉宿『民宿やま久』
鬼怒川温泉の奥座敷「湯西川温泉」の最奥に位置する『民宿やま久』。
湯西川温泉街を通り過ぎ、こんな場所に本当に民宿があるのかな…?と不安に思い始めた頃に到着しました(^^;
どっしりとした佇まいの外観。民宿と言うより旅館に近い雰囲気です。
玄関を開けると、宿のご主人が温かく出迎えて下さりました。
予約した宿泊サイトに「猟師が営む宿」と記載されていたので、勝手ながら、髭もじゃの超強面のご主人をイメージしていたのですが、そのイメージとは正反対の物腰柔らかなご主人で、良い意味で期待を裏切られました。
お部屋は、広々とした和室。
部屋に入るなり、ご主人から「カメムシがいたら、ガムテープで取ってください」と言われ、山の宿に来たことを実感しました(笑)
これだけ山が近ければ虫がいるのは当たり前なので、無問題です!
標高の高い湯西川温泉は10月上旬でもけっこう冷え込んでいたので、コタツがあるのも嬉しかったです( *´艸`)
一息ついたところで、温泉へGO!
湯西川温泉の源泉かけ流し!アルカリ性単純温泉の岩風呂
温泉は、湯西川温泉の源泉かけ流し!pH値9.0のアルカリ性単純温泉です。
ご主人から「そのまま入るとかなり熱いので、ホースで水を入れて加減してください」と言われたとおり、泉温は59度とかなり高温です。
浴槽は1つだけなので、貸切家族風呂として交代で使用します。
他の人が使用していなければ、24時間いつでも入浴可能とのこと。
広々とした天然岩風呂に夫婦で浸かる…
登山後の疲れも相まって、喜びもひとしおです。
最初は身体が冷えていたので、入れすぎかな?というくらい加水してしまいましたが、源泉がじゃばじゃば出ているので、ほどなくして良い塩梅の湯加減になりました。
シャンプー・リンスやボディソープ、洗顔料も一通り揃っています。
ドライヤーも用意されていて、女子には嬉しいポイント♪
食事処は囲炉裏のある和室
温泉でまったりした後は、楽しみにしていた夕食タイムヽ(^o^)丿
夕食は18時半からで、囲炉裏のある和室でいただきます。
部屋に入った瞬間から、様々な獣が目に留まります(笑)
イノシシの毛皮に、鹿の角…
熊の毛皮も3体分…!
こんな獣に山で出会ったら、ひとたまりもないな…
ちなみに、ご主人に確認したろころ、獣の毛皮も鹿の角も自由に触ってOKとのこと。
この他にも、ロビーにある椅子にも座布団代わりに熊の毛皮が敷かれていたり、
スーパーではお目にかかれないような立派な舞茸が無造作に置かれていたり、
かなり癖強めのお酒の瓶が並んでいたり…と、建物全体がアミューズメント施設のよう。
いやぁ、これだけでも泊まる価値アリです。
民宿でこれほどの非日常を体験できるなんて…!
もうディ○ニーランドとか行けない…
室内に飾られていた写真もインパクトがありました。
ずらりと並んだイノシシ、、、猟師ってすごい…!
ちなみに『やま久』のご主人は左から2番目の方で、この地域の猟師の中ではかなりの若手のようです。
夕食は囲炉裏串焼きと季節の御膳
数々の獣シリーズにテンションが最高潮に達したところで、夕食をいただきます。
最初に用意されていたお膳だけでも、かなりのボリューム!
山菜のお浸しに、
イノシシ肉の焼き物、天ぷら、
鹿肉のカルパッチョなどなど、地元で採れた野菜・山菜とジビエ料理が盛りだくさんの贅沢なお膳♪
別注メニューの「やきくま」や「鹿串」なども興味をそそりましたが、通常メニューだけで満腹になったので、オーダーする余地がありませんでした…。
飲み物は、メニューに記載してある酒類はもちろん、ご主人が漬けた珍酒もオーダー可能です。
メイン料理は、鹿汁と囲炉裏焼き!
この日は私たちを含めて二組の宿泊者がいたので、グループごとに囲炉裏を囲みました。
炭火でじっくりと焼いた岩魚♪
各地の民宿で色んな川魚をいただいてきたけど、囲炉裏を囲んで自分の手で焼き上げた岩魚はトップクラスの美味しさでした!
岩魚に加え、湯葉や鶏肉、味噌ベラ(スパイスの効いたつくね)などの串焼きに舌鼓を打っている間に、鹿汁もいい具合に出来上がってきました。
しょうゆベースのダシにあっさりとした鹿肉。
豆腐や白菜、ネギ、春菊など野菜もたっぷりと入っていたので、車中泊2連チャンで不足していたミネラルを補充できました( *´艸`)
鍋の具材が少なくなってきた頃、ご主人がうどんを追加して下さりました。
身体の芯から温まる~。
ご主人に狩猟のことを色々と教えていただいているうちに、お隣のご夫婦とも打ち解けてきました。
何よりお隣のご夫婦の会話が面白すぎて、普段は大人しい我が家まで、おかしなテンションになってしまい、、、
鹿の角や獣の皮をお借りして、お互いに撮影し合うという謎の展開に…(笑)
我が家はこの程度でしたが、お隣のご夫婦は、旦那さんを鹿に見立てた寸劇を始める始末で、撮影しているこちらまで涙が出るほど爆笑しました。
撮影会の後は、締めの雑炊♪
鹿肉の旨味が染み渡る、滋味深い雑炊でした(^^)
知らない人と囲炉裏を囲んで、お腹を抱えて笑い合う…
民宿『やま久』での夕食は、身も心も温まる素敵な宴となりました☆
これだけ楽しませていただいて、宿泊料金は1泊2食付きで税込8,950円(入湯税150円別)。
ご主人には頭が下がる思いです。。
温泉もとても良いお湯だったので、いつかまた宿泊させていただきたいです!
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